29 mars 2017
メトロロジーグレード（寸法検査レベル）3Dレーザースキャナーが、
エアバス技術装置マニュアル（TEM）に認定製品として掲載決定
ポータブル3D測定ソリューションとエンジニアリングサービスの分野で世界をリードするCreaform(本社：カナダ、ケベック州レヴィ)は、主力製品であるメトロロジーグレードの3DスキャナーHandySCAN 3Dが、エアバスの認定を受け、次回発行のエアバス技術装置マニュアル（TEM）に掲載されることを発表しました。
この認定は、HandySCAN 3Dの仕様がフランスの国家計量標準機関（LNE）に認められたことを受けたものです。Creaformの強力で使いやすいソフトウェアVXelementsと組み合わせて使用することで、HandySCAN 3Dは、従来の測定方法と比べ、測定時間を最大で80 %短縮することを可能にします。
- 飛行機のメンテナンスに最適のメトロロジーグレード測定：ユーザーは、金属部品のへこみ傷を最高で0.030 mmの精度、最大で0.050 mmの解像度でデジタル化することができます。この機能は、高い再現性を有し、トレーサビリティー認証も受けています。
- 直観的な合否判定：直感的なデザイン性とソフトウェアによるリアルタイムで直観的なビジュアル化機能を持つHandySCAN 3Dは、極めて短時間で操作の習得が可能なため、オペレーターの習熟度に関わらず、合否判定に必要とする重要な３Dデータを得ることができます。スキャンしたい場所にスキャナーを向けて、ただ、撮るだけです。
- リアルタイムのビジュアル化と携帯性：非常に軽量かつコンパクトであり、格納庫や屋外、又は、駐機場の照明に影響を受けないため、どのような現場環境でも使用することができます。翼の上側や下側など、飛行機のどの部分の3Dサーフェス検査を簡単に行うことができます。
Creaformの製品マネジャーであるジェローム・アレクサンドル・ラヴォワ（Jérôme-Alexandre Lavoie）は、次のように述べています。「エアバスのような業界トップの企業から認定を受けることは、ハイレベルのGD&T要件を満たすべく取り組んでいる自動車業界だけでなく、航空宇宙産業にもCreaformが貢献していることを象徴するものです。この認定によって、より多くの業界企業がCreaformのテクノロジーを拠り所とするようになり、飛行機の物理的損傷を高精度で査定するための3D測定プロセスがより容易に迅速に行えるようになるでしょう。私たちの目標は、ユーザーフレンドリーかつ極めて高度なソリューションを提供して、飛行機を一刻も早く空に戻し、飛べない飛行機にかかる高コストを大幅に削減することです」
CreaformのHandySCAN 3Dスキャナーは、間もなく、エアバス技術装置マニュアル（TEM）に登場します。TEMは、同社の構造修復マニュアル（SRM）に参照され、エアバスA320、A330/A340、A380、A300/A310モデルに適用されます。納期短縮と利益性の向上を目指す品質管理エンジニアやMROオペレーターは、Creaformのソリューションについて、TEMの掲載を待たずにいつでもCreaformに問い合わせをすることが可能です。
【Creaformについて】
Creaformは、3Dポータブル測定機および3Dエンジニアリングサービスの開発、製造、販売をおこなう企業です。3Dスキャン、リバースエンジニアリング、品質管理、非破壊検査、製品開発および数値シミュレーション（FEA/CFD）において革新的なソリューションを提供しています。Creaformの製品とサービスは、自動車、航空宇宙、一般消費財、重工業、ヘルスケア、製造業、石油/ガス、電気、研究/教育分野など多岐にわたる業種業界を対象としています。本社および製造拠点をカナダ・ケベック州レヴィに置くCreaformは、レヴィとフランスのグルノーブルにイノベーションセンターを構え、英国、フランス、ドイツ、ブラジル、中国、日本、インド、韓国、シンガポールで事業を展開しています。
CreaformはAMETEK Inc.のAMETEK Ultra Precision Technologiesの一事業部です。AMETEKは、年間売上高約40億ドルを誇る電子機器および電気機械装置の世界的なリーディングメーカーです。
