May 28, 2019
メトロロジー・グレード(寸法検査レベル)の3Dレーザースキャナーが、ボーイング社のすべての商用機のへこみや異物の検査用として使用可能に
ポータブル3D測定ソリューションと非破壊検査(NDT)ソリューションの分野で世界をリードするCreaformは、ボーイング社のすべての商用機のへこみや異物の物理特性の記録用に、HandySCAN 3D™メトロロジー・グレード(寸法検査レベル)3Dレーザースキャナーが使用可能になったことを発表しました。
ボーイング社は、航空機のへこみや異物の測定用3Dスキャナーの使用に関する指針を盛り込んだ業務広報を発表しました。業務広報に盛り込む品質要求の指針を決めるプロセスでは、SmartDENT 3D™ソリューションと主力商品であるHandySCAN 3Dスキャナーが使用されました。
Creaformの製品マネージャーであるジェローム・ビーモント(Jérôme Beamont)は次のように述べています。「ボーイング社のような世界有数の企業が表面欠陥検査に3Dスキャナーソリューションを導入しようとしていることを誇らしく思います。SmartDENT 3DによってCreaformが目指すのは、お客様に可能な限り正確な損傷評価をご提供することです。これによって、お客様は、詳細な情報を得たうえで、安全な決断を下すことができ、なおかつ、最小のダウンタイムで航空機を再び就航させることができるのです」
SmartDENT 3Dの主な特長:
- スピード:ピットゲージの80倍。世界最速かつ最も信頼性の高い航空機用表面欠陥検査ツール。
- 飛行機のメンテナンスに最適のメトロロジー・グレード測定:最大0.025 mmの精度、最大0.100 mmの解像度、高い再現性、トレーサビリティー認証。
- 直観的な合否判定:直観的なデザイン性とソフトウェアによるリアルタイムのビジュアル化によって、CreaformのNDTソリューションは短期間での習得が可能なうえ、オペレーターの習熟度が結果の精度に及ぼす影響を最小限にとどめます。
- リアルタイムのビジュアル化と携帯性:1kg未満のハンディタイプスキャナーは、格納庫での作業にも、屋外での作業にも最適のツールです。手動による計測が必要とされる、翼の上側や下側など、飛行機のどの部分の3D表面検査も簡単に行うことができます。
ボーイング社の業務広報への適合に加え、Creaform HandySCAN 3Dスキャナーは、エアバス技術装置マニュアルにも掲載されています。このマニュアルは、同社の構造修復マニュアルに参照されるものです。納期短縮と利益性の向上を目指す品質エンジニアやMROオペレーターの皆様は、NDTソリューションについて、いつでもCreaformにお問い合わせください。