2017年4月27日
写真測量(フォトグラメトリー)カメラMaxSHOT 3Dが製品開発、製造、および品質管理における
大型対象物測定プロジェクトに、これまでにない使いやすさと比類なき精度を実現
ポータブル3D測定ソリューションとエンジニアリングサービスの分野で世界をリードするCreaform(本社:カナダ、ケベック州レヴィ)は、新世代の光学座標測定システム、MaxSHOT Nextの発売を発表しました。大型対象物測定プロジェクトにこれまで以上の精度と信頼性をもたらすライブGO/NO-GOガイダンス機能は、航空宇宙、自動車、輸送や重工業の各産業における品質管理や製品開発に多大な利益をもたらします。
第1世代のMaxSHOT 3D™を基礎に、Creaformは、業界において画期的な新機能である「インテリジェント」測定ソリューションを開発し、VXelements™(データ取得用ソフトウェアプラットフォーム)において、測定品質自動フィードバックにより、ユーザーを正しい測定に導くことを可能にしました。新MaxSHOT 3Dは、各種アプリケーション用レーザートラッカーの代替となる本格的ツールとして、スタンドアロン型の測定機器としても、Creaformの3DスキャナーやポータブルCMMと組み合わせて使用することもできます。主な新機能は、下記のとおりです。
- 精度は40%向上、容積精度は最高0.015 mm/m。
- ライブGO/NO-GOフィードバック機能を備え、測定対象物に直接レーザー投影して正しい位置をユーザーに知らせるため、これまでになく容易に測定が可能。
- 特に2~10 mの大型対象物の写真測量を考慮した、軽量かつ人間工学に基づく新設計。
- 現場の環境下でもソフトウェアとのやり取りを容易にする、より一層向上したハードウェア信頼性とマルチ機能ボタン。
- StandardとEliteのモデルが選択可能。
- 他にも多くの利点のある新機能についての詳細は、www.creaform3d.com/jaをご確認ください。
Creaformのプロダクトマネジメントディレクターであるダニエル・ブラウン(Daniel Brown)は、次のように述べています。「寸法測定レベルのメトロロジーにおいて、正しいデータの取得と測定が初回で完了可能なこの新たな光学座標測定システムは、大型対象物測定プロジェクトの測定に大変革をもたらします。MaxSHOT 3Dは、写真測量の複雑さ、測定経験の不足、潜在的なヒューマンエラーなどを要因とする高品質測定障害を一掃します。ユーザーは測定経験レベルを問わず、正確な測定結果に自信を持つことができ、確実かつ信頼できる基礎として寸法検査のプロジェクトに活用することができるのです」
新製品はドイツのシュトゥットガルトで開かれたCONTROLを皮切りに、アメリカ、ヨーロッパ、アジアのイベントで紹介されています。 日本においては、東京ビッグサイトにて6月21日~23日に開催される「日本ものづくりワールド2017 - 第25回IVR:3D&バーチャルリアリティ展」(小間番号: 47-32)に出展し、製品ライブデモをおこなう予定です。
【Creaformについて】
Creaformは、3Dポータブル測定機および3Dエンジニアリングサービスの開発、製造、販売をおこなう企業です。3Dスキャン、リバースエンジニアリング、品質管理、非破壊検査、製品開発および数値シミュレーション(FEA/CFD)において革新的なソリューションを提供しています。Creaformの製品とサービスは、自動車、航空宇宙、一般消費財、重工業、ヘルスケア、製造業、石油/ガス、電気、研究/教育分野など多岐にわたる業種業界を対象としています。本社および製造拠点をカナダ・ケベック州レヴィに置くCreaformは、レヴィとフランスのグルノーブルにイノベーションセンターを構え、英国、フランス、ドイツ、ブラジル、中国、日本、インド、韓国、シンガポールで事業を展開しています。
CreaformはAMETEK Inc.のAMETEK Ultra Precision Technologiesの一事業部です。AMETEKは、年間売上高約40億ドルを誇る電子機器および電気機械装置の世界的なリーディングメーカーです。