2017年6月29日
HandySCAN 3Dと組み合わせた最新の表面検査ソフトウェアで、高度なNDTソリューション提供企業としての地位を確固たるものに
極めて精度の高いポータブル3D測定ソリューションとエンジニアリングサービスの分野で世界をリードするCreaformは、自社の3Dテクノロジーによる非破壊検査(NDT)を、航空宇宙産業に拡大すると発表しました。CreaformはNDTソリューションを航空宇宙産業に拡大することで、航空会社およびメンテナンス、修理、オーバーホール(MRO)サービス企業が、経費削減とダウンタイム短縮を実現しつつ、就航中の航空機のより効果的な安全性評価が可能になることを目指しています。
CreaformのNDT製品マネージャーであるスティーブス・ロイ(Steeves Roy)は次のように述べています。「予知保全が広く知られるようになり、航空保守責任者や航空MROプロバイダーは、これまで以上に、部品の不具合によって生じる影響について、より安全かつ迅速に決断を下せる革新的な方法を追求しています。3Dスキャンは、従来の方法では判断が難しい、機体や翼のひょう害、バードストライク、落雷被害による航空機部品の不具合の外表面マッピングの評価を可能にします。このソリューションは高度な検査ツールと併用することで、オペレーターの測定レベルによる差異を削減し、最終報告書の作成期間を短縮し、意思決定を強化します」
このソリューションを航空整備業界の要件と適合させ、市場のニーズを適切に反映させるため、Creaformは主要航空機メーカーと提携しベータテストを行っています。航空宇宙業界に特化したアプリケーションとして、2017年10月に表面検査ソリューションの発売を予定しています。
Creaformは今年の3月に、HandySCAN 3D™メトロロジーグレード(寸法検査レベル)レーザースキャナーが航空宇宙業界での主要な第一段階として、エアバス技術装置マニュアル(TEM)に認定製品として掲載されることを発表しました。TEMは、同社の構造修復マニュアル(SRM)に参照されるマニュアルです。
石油・ガス業界のパイプラインNDTソリューションとして知られるCreaformのNDTソリューションは、主力製品であるポータブルメトロロジーグレード3DスキャナーのHandySCAN 3DとPipecheck™ NDTソフトウェアで構成され、自動的に双方の該当データを関連づけることにより、パイプラインの不具合の測定、検出、特性評価を現場で行うことができるソリューションです。追跡可能で再現性のある検査データと検査結果に基づいて得られた必須情報は、より適切な健全性評価を可能にします。
【Creaformについて】
Creaformは、3Dポータブル測定機および3Dエンジニアリングサービスの開発、製造、販売をおこなっています。3Dスキャン、リバースエンジニアリング、品質管理、非破壊検査、製品開発および数値シミュレーション(FEA/CFD)において革新的なソリューションを提供しています。Creaformの製品とサービスは、自動車、航空宇宙、一般消費財、重工業、ヘルスケア、製造業、石油/ガス、電気、研究/教育分野など多岐にわたる業種業界を対象としています。本社および製造拠点をカナダ・ケベック州レヴィに置くCreaformは、レヴィとフランスのグルノーブルにイノベーションセンターを構え、英国、フランス、ドイツ、ブラジル、中国、日本、インド、韓国、シンガポールで事業を展開しています。
CreaformはAMETEK Inc.のAMETEK Ultra Precision Technologiesの一事業部です。AMETEKは、年間売上高約40億ドルを誇る電子機器および電気機械装置の世界的なリーディングメーカーです。