2017年10月24日
HandySCAN 3Dと組み合わせた新たな表面検査ソフトウェアにより、
航空産業におけるダウンタイムの短縮と航空機のメンテナンス費用の削減が可能に
ポータブルかつ高精度の3D測定ソリューションで世界をリードするCreaformは、本日、航空産業用に特化し設計された非破壊検査(NDT)用表面検査ソフトウェアの発売を発表しました。HandySCAN 3Dスキャナーと組み合わせた損傷評価ソフトウェアは、航空会社や航空機のメンテナンス、修理、オーバーホール(MRO)サービス企業において、安全性および費用対効果が高く、時間節約となるソリューションです。
CreaformのNDT製品マネージャーのスティーブス・ロイ(Steeves Roy)は、「Creaformは、オペレーターが使いやすいソフトウェアデザインとユーザーからの要求について熟考を重ね、3Dスキャナーによる測定データ処理を合理化し、簡単かつ確実に航空機の表面欠陥を評価・分析できるソフトウェアを開発しました。予知保全への取り組みが広く推奨される中、航空保守責任者やMROプロバイダーは、これまで以上に、部品の不具合によって生じる影響について、より安全かつ迅速に決断を下すことが可能となる革新的な方法を追求しています」と述べています。
メトロロジー・グレード(寸法検査レベル)のHandySCAN3Dスキャナーを活用したCreaformの検査ソリューションのメリットは、以下の通りです。
- ユーザーの習熟度を問わず、再現性のある結果を得ることが可能
- 手動検査と比べると圧倒的な情報量と速度。ピットゲージの80倍の速さで評価・分析
- 信頼性が高く、再現性があり、かつ高精度
- 短期間で習得が可能な使いやすいソフトウェア
- リアルタイムでの3Dビジュアル化と、様々な形式でのレポート作成が現場で即時可能
一般的なMROソフトウェアとは異なり、SmartDENT 3Dは、取得データからのレポート作成を容易にする、直感的なグラフィックインターフェースのワークフローガイドを提供します。これは、就航中の航空機評価に要求される正確な寸法取得のための3Dスキャンデータ抽出を簡素化し、寸法検査の高度な知識や複雑な3Dデータ処理は不要となるよう設計されています。ユーザーは安全性について妥協することなく時間短縮と費用削減を実現し、結果に確信をもって可能な限り早く航空機を就航させることができます。
Creaformは、2017年10月30日から11月2日までテネシー州ナッシュヴィルで開催されるASNT Annual Conferenceに出展、また2018年4月10日から12日までフロリダ州オーランドでAviation Weekが主催するMRO Americasに出展予定です。
【Creaformについて】
Creaformは、3Dポータブル測定機および3Dエンジニアリングサービスの開発、製造、販売をおこなっており、3Dスキャン、リバースエンジニアリング、品質管理、非破壊検査、製品開発および数値シミュレーション(FEA/CFD)において革新的なソリューションを提供しています。Creaformの製品とサービスは、自動車、航空宇宙、一般消費財、重工業、ヘルスケア、製造業、石油/ガス、電気、研究/教育分野など多岐にわたる業種業界を対象としています。
本社および製造拠点をカナダ・ケベック州レヴィに置くCreaformは、レヴィとフランスのグルノーブルにイノベーションセンターを構え、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、ブラジル、中国、日本、タイ、韓国、シンガポールで事業を展開しています。
CreaformはAMETEK Inc.のAMETEK Ultra Precision Technologiesの一事業部です。AMETEKは、年間売上高約40億ドルを誇る電子機器および電気機械装置の世界的なリーディングメーカーです。