2019年11月12日
航空機メーカーやMRO企業特有のニーズを満足させる完全なソリューションスイート
【2019年11月12日カナダ・ケベック州レヴィ発】 — ポータブル自動3D測定ソリューションの分野で世界をリードするCreaformは、雹を伴う嵐や航空インシデントによる損傷の評価、フラップおよびスポイラーの検査など、航空機の品質管理特有の課題に対応する3Dスキャンソリューションスイート、HandySCAN AEROPACKのリリースを本日発表しました。HandySCAN AEROPACKは、さらに、リバースエンジニアリングやメンテナンス、修理、そして入手が困難なスペアパーツの設計にも活用できます。
HandySCAN AEROPACKソリューションには以下が含まれます。
- HandySCAN 3DTM:正確かつ繰り返し可能で信頼できる測定が行えるよう設計された、航空宇宙産業界トップシェアを誇るメトロロジー・グレード(寸法検査レベル)のポータブル3Dスキャナー。格納庫や製造現場といった困難な環境でも、複雑な表面の対象物でも、対象物の大小を問わずに測定できます。
- SmartDENT 3DTM:航空機のフラップ、スポイラー、機体などを評価するための航空機表面検査ソフトウェア。
- VXinspectTM:品質管理ワークフローの構築および検査報告書作成のための寸法検査ソフトウェアモジュール。
- VXmodelTM:CADソリューションで仕上げ処理や3Dスキャンデータを更に加工するための後処理ソフトウェアモジュール。
ユーザーの習熟度に左右されることなく、直感的かつ使いやすいHandySCAN AEROPACKは、ユーザーが測定結果に与える影響を軽減し、最終報告書やCAD設計の作成時間を加速できるため、品質管理プロセスやリバースエンジニアリングプロセスの大幅な効率化が図れます。
比類ない性能を特徴とするHandySCAN AEROPACKは、診断結果や安全性への妥協を許しません。
HandySCAN 3Dは、エアバス技術装置マニュアル(TEM)に掲載されています。このマニュアルは、同社の構造修復マニュアルに参照されるものです。また、ボーイング社の業務広報にも盛り込まれています。これは、すべてのボーイング社製航空機のへこみの物理的特性を記録するのに使用できることを意味します。
Creaformの製品マネージャーであるジェローム・アレクサンドル・ラヴォワ(Jérôme-Alexandre Lavoie)は次のように述べています。「航空宇宙産業は、メーカー各社の加速する革新、ますます厳しくなる規制基準、乗客の安全への高まる懸念、地上待機航空機の膨れ上がるコストや収益目標など、多くの難題に直面しています。HandySCAN AEROPACKパッケージは、これらの課題に配慮して開発されたものです。だからこそ、航空機メーカーやMRO企業は、Creaformのソリューションスイートを活用することで、こういった課題に正面から取り組むことができるのです」
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【Creaformについて】
Creaformは、3Dポータブル測定機および3Dエンジニアリングサービスの開発、製造、販売をおこなっており、3Dスキャン、リバースエンジニアリング、品質管理、非破壊検査、製品開発および数値シミュレーション(FEA/CFD)において革新的なソリューションを提供しています。Creaformの製品とサービスは、自動車、航空宇宙、一般消費財、重工業、ヘルスケア、製造業、石油/ガス、電気、研究/教育分野など多岐にわたる業種業界を対象としています。
本社および製造拠点をカナダ・ケベック州レヴィに置くCreaformは、レヴィとフランスのグルノーブルにイノベーションセンターを構え、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、ブラジル、中国、日本、タイ、韓国、シンガポールで事業を展開しています。
CreaformはAMETEK Inc.のAMETEK Ultra Precision Technologiesの一事業部です。AMETEKは、年間売上高約43億ドルを誇る電子機器および電気機械装置の世界的なリーディングメーカーです。